採取、飼育方法等
(採取方法)
採取時期は4月~5月が繁殖期の為、この時期に採取する事が可能です。
採取するにあたり用意して頂きたい物があります。
「長靴、蜘蛛を入れる箱、蜘蛛を捕まえる物」
この3点は最低でも用意されてから蜘蛛探しを開始して下さい。
(長靴)
長靴がなぜ必要かというと、蜘蛛探しをするような場所には蛇がいる事が多く、愛好会のメンバー、一般の方には必ず履いてもらいたいと促しています。
横綱を狙うような強豪は必ず履いています。
(蜘蛛箱)
蜘蛛を入れる箱ですが、富津では古くからハマグリやあさりの貝に入れる風習がありました。
現在では、画鋲などが入って売っているプラスッチクケースに入れるのが主流になっていますが、マッチ箱などに入れる方がいます。
皆さんの気に入った箱を探してみて下さい。
(蜘蛛を捕まえる道具)
蜘蛛を手で捕まえる事も可能ですが、逃げられてしまう確率がとても高くなります。
昭和の子供達は学生帽で捕まえていたなどと聞きますが、現在では虫取り網などで採取する方が多くなりました。
オリジナルの採取用具を作るなんてのも、楽しい時間になりますよ。
(飼育方法)
フンチの正式名称はネコハエトリと呼ばれるだけあって、ハエを主食として食べます。
ハエしか食べないのかというとそんな事は無く、蜂や蚊などフンチより小さな虫を食べますが、お腹が空いたフンチだと自分の身体より大きな虫を捕食する事もあります。
このような虫を捕まえてフンチに食べさせて下さい。
餌も重要ですが、水分を与えるのも忘れないで下さい。
(調教方法)
調教する事で徐々にやる気を出させます。
大会までに捕まえた蜘蛛同士を闘わせ調教して下さい。
愛好会メンバーの中には、大会まで30戦以上も闘わせ、大会に臨むメンバーもいます。
しかし大会まで調教しないで横綱になった方もいます。
調教に関しては皆さんが何年もやってみて、自分なりのスタイルを築いて下さい。
(最後に)
愛好会メンバーやネコハエトリのくも合戦を楽しむ方とお話しすると、色々な飼育方法や調教方法があります。
横綱になった方々さえも、正反対のやり方をされる方もいます。
蜘蛛を相手にくも合戦をするので、本当に正しい答えはありません。
自分流の飼育方法、調教方法、捕獲方法を作りあげて下さい。