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公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「プロジェクト未来遺産2024」に当団体の活動が登録されました。
https://www.unesco.or.jp/future-project/year-2024/29792/

「フンチとは」
千葉県富津市で、通称「フンチ」と呼ばれるネコハエトリという、体長1cm程の小さな蜘蛛の事。
この蜘蛛は桜の咲く頃が繁殖期となり、オスがメスを取り合う習性を利用し、オス同士を戦わせる遊びが受け継がれて来ました。

「歴史家·柳原紀光」
この遊びの歴史は古く江戸時代から始まったとされ、江戸時代中期の公卿·歴史家の「柳原紀光」が残した、歴史随筆の「閑窓自語」という書物の中で、享保のはじめ頃にハエトリグモを使った遊びが大流行したと文献に残されています。

「日本三大くも合戦·横綱決定戦」
江戸時代から令和となった現代でも「くも合戦文化」は受け継がれ、富津フンチ愛好会主催で5月の大型連休に「日本三大くも合戦·横綱決定戦」を開催。
子供から大人まで同じ目線で楽しめる大会として「ネコハエトリ界の最強」の称号「横綱」を目指し、市内外から多くの方々が訪れる大会として賑わいを魅せています。

日本の豊かな文化·自然遺産を未来へ
富津フンチ愛好会のくも合戦文化は、富津市の自然と懐かしい風景を大切に継承し、100年後の子供たちへ伝えたいとの想いで、「未来へ引き継ぐ重要な役割」を果たしております。
次の世代にバトンを渡すことは、過去の価値を尊重しながら、新たな創造を生み出す力でもあると考えます。
現代のグローバル化やデジタル化が進む中、文化は形を変え、より広範囲で多様性に富んだものとなっています。
しかし、その本質は、人と人、人と自然であり、そして世代を超えて繋がり、古くからの伝統を守ることが重要であると考えます。
くも合戦文化は子供達や若者にとっての新たな繋がりの場であり、大人達にとっては思い出が詰まった特別な場所。
この文化が世代を超えて受け継がれ、新しい物語が紡がれていく事は、家族や地域、そして社会全体にとって大きな価値を生み出す文化と考えています。


https://youtube.com/@funchichannel?si=O_AoDDFZv0Miv5dM
